i-plug TECH_BLOG

若い人材の可能性を拡げるOfferBoxとコレカナを開発している株式会社i-plugの開発ブログ

i-plugでのグロースハックって何やってんの?

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今回はi-plugでのグロースハックの取り組みについて紹介します。 i-plugのプロダクト開発はいくつかのチームに分かれてしていますが、グロースチームではプロダクトの質的改善を探索的に行っています。まずはグロースハックを始めた背景や実際の取り組みの概要について言及します。

自社サービスの開発/運営をされている方にとっては、開発プロセスの改善やビジネス貢献につながる案件の考え方の面で参考になる部分があるかもしれません。

自己紹介

グロースチームのマネージャーをしている小西と申します。 2018年2月に未経験エンジニアとして入社し、2019年10月にグロースチーム発足と同時にマネージャーに就任し、今もそのまま仕事をしています。

ABテストやデータ分析を通して、プロダクトや顧客について新しいことがどんどんわかっていく瞬間が好きです。

グロースチーム発足の背景

チームが組成される以前は、事業そのものは成長しているものの、プロダクト側から大幅な質的改善ができていないという状況でした。そこで、2019年10月にグロースチームを発足。以来、開発だけでなくマーケットやデータサイエンスなどの見地も織り交ぜることで、ユーザーや市場を理解した上で機能を開発しサービスの改善に取り組んでいます。

なので、グロースチームの目標は、ユーザーのニーズを理解したうえでプロダクトを最適化しビジネスに貢献することです。 現在のメンバー構成は私とエンジニア2名、データサイエンティスト1名の計4人です。

まず案件の質についての考え方を改めた

本題に入る前に、グロースチームでは案件の質について改めて考えるようになりました。 案件の質というのは「その案件がユーザーにどの程度の価値を提供できるか(施策効果)とその確率(施策確度)」のことです。

きっかけは、限られたリソースの中で結果を出すためには、見込みの薄い案件を実施してしまうのはロスが大きいと気づいたためです。

では、どのように見込みの施策効果と施策確度を判断しているのか。グロースチームでは、「起業の科学」という書籍に出てくる課題仮説、CPF、PSF、MVP/MVFという考え方を非常に参考にしています。

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要は、

  • ユーザーの課題について仮説を立てて(課題仮説の設計)
  • それに当てはまるユーザーが存在することを確認して(CPFの検証・完了)
  • そのユーザーに刺さりそうな施策を検討して(PSFの検討)
  • 小さくテストして検証して(MVP・MVFによる検証)
  • 本実装ややり直し、撤退の判断をする

ということをそれぞれの案件について実施しています。

これらを実施することで価値のありそうな案件を効率良く提供することにつなげています。

開発プロセス/業務サイクルについて

ここでようやく、グロースハックとは具体的に何をしているのかという話になるのですが、

  • 課題仮説、CPF、PSF、MVFの流れを
  • エンジニア、データサイエンティスト、デザイナーなどで協業しながら
  • 柔軟に意思決定しつつ実行する

というサイクルを早くたくさんこなすというところに尽きるかと思います。

OfferBoxは新卒採用における学生と企業をつなげるプラットフォームでして、彼らがどんな学生/企業と出会いたいと思っているのか、そのために何を参考にどう判断/行動しているのか、そうなるのは何故なのかを理解できないと的を射た機能改善はできないという発想で業務を行なっています。

これは課題仮説という言葉の通りで、施策ありきではなくあくまでユーザーの課題やニーズありきで物事を考えているということになります。

ただ、筋の良い仮説を立てたりユーザーの心理/行動を理解したり、的を射た施策を打ったりするためにも様々な専門性が必要になるので、色んな職種の人が集まって協力をしながら案件を進めています。

前述のとおり、もともと当社における開発のプロセスでは、課題仮設からMVPによる検証のサイクルを実施できていませんでした。フローを比較すると、以下のような差がありました。

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※検証サイクルが出来ていない開発フロー

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※課題仮設からCPF、PSF、MVP/MVFを重視するフロー

今回は初回ということでざっくりとグロースハックの取り組みの背景や全体像についてご紹介しました。今後はもう少し各論の案件の作り方、異なる業種での協業の仕方、仮設検証の仕方、データサイエンティストの活躍などをご紹介できればと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

小西 裕真(グロースチーム マネージャー)

2018年にi-plugに入社し2019年からグロースチームの立ち上げに参画。 入社当初はコード書いてましたが、アジャイル開発との出会いから「何を作るか」に興味を持つようになり今ではPJM/PDMに没頭しています。多様なメンバーと協力しながらものづくりするのとユーザーの謎を解き明かしていくのが好きです。多趣味で多動な性格です。